無言館

興文堂

2009年02月19日 23:42

「傷ついた画布の物語  戦没画学生20の肖像」




  窪島誠一郎 著  




  新日本出版社から発行 


          定価1680円




上田の無言館を主宰されている窪島誠一郎氏。

昨日 社長出席の会議の中で 

講演の時間がもうけられていたそうです。

内容は無言館で終始したようですが

「泣けた~~っ
           」 

と 言ってました。



無言館は戦没画学生慰霊美術館です。


出征する直前まで 彼らは筆を持つことを望み
「あと 10分・・・」
「あと 5分書・・・」と
ひたむきに キャンバスに向かっていたと いいます。

絵の対象は 自画像が多く
その次に 妻や恋人 親兄弟のようですから
それぞれの熱い思いが 
訪れる人たちに
共感と生きる勇気を与えてくれるのだろうと 
想像します。


<無言館>

ぜひ行きたい場所の一つになりました。




この1冊には 
20人の画学生の生い立ちや 
絵にまつわる逸話が 
遺族への取材を交えてまとめられてます。


今の平和や自由は 
60年前の辛い事実の上に 成り立っていることを 
私たちは 忘れてはいけないのですよね。

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