無言館
「傷ついた画布の物語 戦没画学生20の肖像」
窪島誠一郎 著
新日本出版社から発行
定価1680円
上田の無言館を主宰されている窪島誠一郎氏。
昨日 社長出席の会議の中で
講演の時間がもうけられていたそうです。
内容は無言館で終始したようですが
「泣けた~~っ
」
と 言ってました。
無言館は戦没画学生慰霊美術館です。
出征する直前まで 彼らは筆を持つことを望み
「あと 10分・・・」
「あと 5分書・・・」と
ひたむきに キャンバスに向かっていたと いいます。
絵の対象は 自画像が多く
その次に 妻や恋人 親兄弟のようですから
それぞれの熱い思いが
訪れる人たちに
共感と生きる勇気を与えてくれるのだろうと
想像します。
<無言館>
ぜひ行きたい場所の一つになりました。
この1冊には
20人の画学生の生い立ちや
絵にまつわる逸話が
遺族への取材を交えてまとめられてます。
今の平和や自由は
60年前の辛い事実の上に 成り立っていることを
私たちは 忘れてはいけないのですよね。
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